北陸
- 上野-金沢(517.4km)
- 下り:3011(上野ー長岡) 3001(長岡ー金沢)、上り:3002(金沢ー長岡) 3012(長岡ー上野)
- 14系/24系25形(JR東日本尾久車輌センター)
- 上野-長岡 EF64-1000(JR東日本長岡運転所)、長岡-金沢 EF81(JR東日本長岡運転所)
- 担当車掌区:JR西日本金沢列車区
概要
寝台専用の特急列車の中では最短。
安価な移動手段である高速バスや「能登」との対抗上、早い時点から寝台の個室化が進んだ。
また、トクトクきっぷで利用可能なB寝台個室の「ソロ」が利用可で、ビジネス客や女性客など比較的乗車率は安定している。
沿革
- 1950年 上野駅 - 大阪駅間を東北本線・高崎線・上越線・信越本線・北陸本線・東海道本線経由で運行する急行列車に「北陸」の愛称を与えて運行を開始。
o当時は、東京 - 北陸間については、夜行列車。このとき、北陸 - 大阪間については昼行列車の側面も持つ。 - 1956年11月19日 「北陸」上野駅 - 福井駅間の夜行急行として再編。
- 1959年 「北陸」金沢駅発着に運行区間を短縮。
- 1968年 上野駅 - 福井駅間を信越本線長野駅経由で運行されていた急行「黒部」を「北陸」に統合。増発分は臨時列車扱いとする。
- 1975年3月10日 「北陸」10系客車による急行から20系客車による寝台特急に格上げ。臨時列車に「能登」の名称を与え、定期列車化。「北陸」現行の1往復による運行形態になる。
- 1978年9月30日 「北陸」20系客車から14系客車に変更になる。
- 1982年 「能登」は信越本線長野駅経由に経路を変更。「北陸」は 上野 - 長岡 の牽引機関車がEF58形からEF64形1000番台に変更される。
- 1987年 JR発足により「北陸」「能登」はJR東日本の受け持ちになる。
- 1989年3月11日 「北陸」に「シングルデラックス」(オロネ14形700番台)や「ソロ」、シャワー室(スハネ14形)付き車両が登場する。
- 1989年3月11日 下り列車のみチェックアウトサービスを実施。
o「チェックアウトサービス」は金沢駅到着後もしばらくの間寝台を利用できるサービスで、6:33 の金沢駅到着後に列車自体を東金沢駅に引き上げ、9:00 まで寝台を利用できた。金沢駅へ戻るための普通列車も無料で乗り継ぐサービスを実施。 - 1991年3月15日 チェックアウトサービスの取扱を終了する。防犯上の配慮が主な理由である。
- 1993年 「能登」の使用車両をJR西日本の489系電車に変更する。
- 1997年10月1日 長野 行 新幹線開業による信越本線横川駅 - 軽井沢駅間廃止に伴い「能登」の運行経路を信越本線経由から上越線経由に再度変更。現行の運行体制となる。
- 1999年3月16日 「北陸」を従来の12両編成から8両編成に減車。
- 2004年10月23日 - 2005年3月24日 「北陸」新潟県中越地震の影響により運休。
- 2007年7月16日 - 9月12日 「北陸」新潟県中越沖地震の影響により運休。
- 2010年3月13日 「北陸」は廃止され、14系客車を使用した特急列車が消滅。
運行状況
北陸 | 23:03 | 23:27 | 00:31 | - | - | → | 04:36 | 05:14 | 05:35 | 05:51 | 06:14 | 06:26 |
列車名 | 上野 | 大宮 | 高崎 | (水上) | (長岡) | 直江津 | 糸魚川 | 魚津 | 富山 | 高岡 | 津幡 | 金沢 |
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北陸 | 06:19 | 05:55 | 04:46 | - | - | 00:38 | 00:09 | 23:29 | 23:09 | 22:53 | 22:30 | 22:18 |
使用車両
牽引機関車
上野-長岡 EF64-1000(JR東日本長岡運転所)、長岡-金沢 EF81(JR東日本長岡運転所)
客車・編成
JR東日本 尾久車輌センターに所属する14系客車8両を使用。
スハネフ14 | オハネ14 | スハネ14-750 | スハネフ14 | スハネ14-750 | オロネ14-700 | スハネ14-700 | スハネフ14 |